シングルマザーという選択(仮)

アラフォー、一児の母。夫の浮気と暴言に耐えきれず別居。今年、離婚が成立し、ブログ名の(仮)も不要に。3歳児と日々是戦い。

初めてのふるさと納税。息子の好物をもらうためにやってみた。

サラリーマンの間で流行っている「ふるさと納税」ご存知でしょうか?まもなく今年分の締め切りということで、最近、テレビでもたくさんとりあげられていますね。

ふるさと納税って?

納税と言われるとうっかり拒否反応を示してしまいそうになりますが、要は自治体への寄付です。節税とかお得!と取り上げられているのは、寄付金額によって、ふるさと納税を行った年の所得税と翌年度の住民税が軽減されるからです。

そのうえ、寄付を行うとお礼に特産品をくれる自治体が多く(というより、お礼を求めて寄付をする人が多くお礼をくれない自治体には寄付が集まらない...)、寄付金額をうまく調整すれば、実質2,000円で、肉とか米とか海産物とかフルーツがもらえてしまうのです。

もはや、応援したい自治体への寄付という本来の姿はどこへやら、住民税をある程度払っているご家庭にとっては、やらないと損!としか言えない、自治体の人気取り合戦。特産品だかなんだかよくわからない金目のものまでお礼に設定する自治体もあり、一国民としてはなんだかなぁ...。という気もしなくもありませし、自分の住んでいる自治体の納税額が減るという問題点もあるのですが(ひとり親は自治体のお世話になっていますし...)、一生活者としては、やっぱり恩恵に預かりたいと思います。

私は一昨年収入がほとんどなく、26年度は住民税を払っていなかったので、2,000円で特産物食べ放題祭りに参加できる日を心待ちにしていました。そして今年、晴れて祭りに参加することとしました。

ちなみにお礼をもらう以外にも1つ重要な点があり、寄付を行う際は、その使い道を指定することもできるのです。私は「子育て」系(寄付先の自治体によっては「福祉」)指定することに決めています。自分のお金が有効活用されると思うとちょっと嬉しいです。

条件によっては確定申告が不要

これまでは、税軽減の恩恵を受けるには確定申告が必要だったのですが、2015年4月より、条件を満たすと確定申告が不要になりました!

サラリーマンで副収入がなく、医療費もそんなに使わないよ。という人からみて、ふるさと納税のためだけに確定申告をするのはちょっと割があわないんじゃないかしら。とか、確定申告ってしたことないし、なんか面倒そう。と思っていた方にとって、ふるさと納税のハードルがずいぶん下がったのではないでしょうか。

条件はおおざっぱに言うとこんな感じ。

  • もともと確定申告の必要がない。
  • 寄付先が5自治体以下。
  • 寄付をしたのは2015年4月以降。

上記にあたる人は、ふるさと納税時に「ワンストップ特例」の申請書を寄付した自治体からもらって申請を行えば、確定申告をしなくても翌年度の住民税から控除が行われるとのことです。しかもふるさと納税のポータルサイトによっては、寄付もクレジットカードでできる&ワンストップ特例も電子でできる(対応していない自治体もあります)、と笑ってしまういくらい楽ちんです。

ワンストップ特例が電子対応でない場合には、申請書をサイトから印刷して自治体に送る。という作業がありますが、今年度の寄付にしたい場合には年明け早々が申請書の締め切りとなっているので注意してください。

なお、自営業の方だったり、医療費控除があったりで確定申告を行うとワンストップ特例は無効になってしまうので、その場合はふるさと納税についても(恩恵に預かるためには)確定申告する必要があります。ちなみに、確定申告をした場合には、所得税分は現金で戻るのですが、ワンストップ特例を使用した場合には、所得税もあわせて住民税から引いてくれるんだとか。

注意1:寄付額には上限があります。

正しくは、寄付はいくらでもできるのですが、税金が控除される額に上限があるため、その額を超えて寄付を行ってしまうと、正真正銘の「寄付」になってしまうということです。

上限は、所得額やほかの税控除の状況によって個人ごとに異なりますので、こんな感じのシミュレーションツール等を使い確認することをおすすめします。

www.furusato-tax.jp

注意2:食品は配達時期に注意

ついつい、アレモコレモと頼んでしまいそうになりますが、冷凍食品については到着時期がばらけるようにしないと大変なことになると思うのでご注意ください。米とフルーツ以外の高級食材は、冷凍で来ることが多いのです。

なかには「〇月配達」などと時期が指定できる品物もありますので活用するといいと思います。今年寄付しておいて、来年美味しいものが届くなんてなんだか得した気分ですよね。

私のおススメポータル

ふるさと納税ポータルは有名どころがいくつかあるのですが、私はこちらの「さとふる」を使ってみました。ワンストップ納税まわりが便利な食品について賞味期限が明記されていることを重視しました。ちなみにポータルサイトの規模としては、上記のシミュレーションツールを掲載している「ふるさとチョイス」が一番大きいです。もちろん「さとふる」も人気の、米・肉・魚介類・フルーツなどは一通りあります。その中から選ぶだけでも結構大変です。



ちなみに私は、高級米の「ゆめぴりか」と「いくら」を申し込みました。約1週間で届くようです。お正月はイクラ丼が楽しめそうです。

意外なメリット

実際にふるさと納税をやってみて、意外というよりも、もともとの主旨のとおりなのですが、「寄付金の使い道を指定できる」というのは、なんだか気持ちのいいものでした。これは何に使われる税金なんだ、と実感して自分で選ぶと税金も「とられてる感」だけではなく、国民の義務として立派に社会に参加しているのだ。という気持ちを味わえましたので、報告しておきます。おススメです。