シングルマザーという選択(仮)

アラフォー、一児の母。夫の浮気と暴言に耐えきれず別居。今年、離婚が成立し、ブログ名の(仮)も不要に。3歳児と日々是戦い。

仮説:アンパンマンは教育上よくない?

(事実には基づいていますが、基本的にネタなのであまり怒らないで読んでください)

我が家の2歳児は、御多分にもれず、アンパンマンが大好きである。

一歳を過ぎるまではなるべくテレビは見せないようにしていた。が、歩き出して家事がどうしようもなくなった私は、テレビを解禁した。しばらくは、「いないいないばぁ」と「おかあさんといっしょ」に限定していたのだが、どうも復職して保育園に行くようになると、どうにもこの2番組の時間だけでは夕食の準備ができない!

そこで登場するのがアンパンマンである。保育園にぬいぐるみやら何やらいっぱいあって、大人気の様子。どうもこのキャラクター(と商業主義?)が好きになれなかった私は、「アンパンマンは見せない!」という自分ルールを持っていたのだが、日常生活を前にあっさり撤回した。主義より、その日どうやって生きていくかである。おかげさまで、子供はかなり長い間、おとなしくテレビを見てくれるようになった。

が、今になって少し後悔している。アンパンマンを子供に見せたことは正しかったのだろうか。私がそのように思うのは下記の理由による。

1. 暴力的である。

一番大きい理由がこれである。みんな見ているアンパンマンだから、大丈夫だと思っていたが、毎回といっていいほど、アンパンマンがバイキンマンをやっつけるのである。

アーンパンチ。アーンキックという技で、私が痛い目を見た回数は数えきれない。

さらにひどいのが、焼きそばパンマンである。「ヘラヘラチョップ」という焼きそばのヘラを二挺回転をかけて敵に投げつける技があるのだが、これがひどく気に入ったらしく、お砂場用のプラスチックのスコップを投げつけてくるのである。左右同時に投げるなんてなんて器用なんでしょ。と、うっかり感動してしまったものの大変危険。

自分のしつけ力がないことを棚にあげて言ってしまうと、アンパンマンの乱暴さにはほんと困る。

以下、おまけ。

2. クリームパンダの反省がない。

子供がこんな子になってしまったらどうしよう。と思わざるを得ないキャラクター。悪いことをしても、あまり責められず反省の機会が与えられていないのはいいのだろうか。

3. バイキンマンのよさを認めない。

ジャムおじさんにも引けをとらない恐るべし技術力である。そして、案外優しい。なのに、大概のキャラクターは彼に食べ物を分けようとはしないのである。紛争を読んでいるのは、バイキンマンのせいではないのではないだろうか?

例えば、いくらちゃんは彼にもちゃんといくら丼をあげるので、とても仲良しである。そして彼女はとてもかわいい。思わず「くらくらしちゃうわ、いくら丼♪」と大きな声で親子で歌いながら登園してしまうほどである。アンパンマンマーチを歌っているとき以上に変な目で見られてしまうが、幸せな一時である。

なんて、結構真剣にみてしまったりする自分。すでに、やなせワールドに取り込まれてしまっているのか。でも本当、ヘラヘラチョップはやめてほしいのだけど、母の思いが通じる日は来るのだろうか... 。

アンパンマンしょうぼうたい (アンパンマンのかたぬきえほん)

アンパンマンしょうぼうたい (アンパンマンのかたぬきえほん)

うちの子のお気に入り絵本。よく出来ています。