本記事は、2015年8月に書かれたものであり、各社のプラン等、現在とは変わっている部分があります。ご注意ください。
携帯代金を節約したい
auのガラケーとスマホ(Android)を2台持ちしています。電話代はおおよそ1万円。ガラケーが4,000円弱。スマホがLTEフラットというプランで、6,800円ほどです。ガラケーは、ほぼ電話専用(と言っても電話もほとんどしません。緊急連絡か、待ち合わせの対応くらい)。スマホは、ほぼデータ通信。
今月auの2年縛りが切れるので、何らかの行動を起こしたいと思っています。auのままで継続するのであれば、新しい端末に変えるほうが(気分的に)お得ですし。でも、購入から2年の現在のスマホ。まだまだ全然使えます。動作もそんなに遅くないですし。これを何万もかけて買い替えるなんてシングルマザーに許される贅沢ではありません!
なんとか節約したいのですが、スマホをうっかり電源が切れるほど使ってしまうことがある、のに、保育園からの緊急連絡に備えなければいけない。といったしょうもない事情により2台持ちは継続したい。いろいろと考えた結果、ガラケーはこのまま維持し、スマホを流行りの「格安スマホ」に変更することにしました。
(念の為)格安SIM乗換時の注意点
auのお店にも注意点が書いてありましたが、格安スマホが安いのには理由があります。そのあたりをきちんと考慮して自分にあったスマホを選ばねばなりません。
- 自分のデータ通信量を把握しているか
- 自分である程度の設定ができるか
- (端末持ち込みの場合)故障時に代替端末がの端末がない
- (端末持ち込みの場合)電池の消耗度合を確認しておく
1点目をきちんとしておかないと、自分にあった会社&プランが選べません。
2点目。ここに不安の人はそもそも格安スマホには向いていないので、やめたほうがいいと思います。せめて、イオンスマホなど店舗があるところで端末とセットで始めるほうがいいと思います。新しい端末とセットではじめれば、電池の心配もないですし、代替機を貸してくれるプランにも申し込めます。これは、ほとんどの格安スマホ会社で対応しています。
ちなみに私はau契約中の最終月に電池交換してもらいました。対応後の端末を受け取ったタイミングで解約を切り出したら、「そういう人ね」という扱いなのか一切引き留められませんでした。ここ2年くらいのスマホは、電池が内蔵式なので面倒ですよね。内蔵式のほうが、電池のモチがいいかららしいです。
auからの端末持ち込みでの切り替えは2択
端末を新たに調達しようとすると、楽天とかイオンとかそれこそ選ぶのが大変なのですが、現在使っている機種を使い続けるとすると話は簡単です。SIMカードと端末の相性的に、元のキャリアの回線を使っている会社に乗り換える必要があります。auからの切り替えの場合、現時点での選択肢は UQ mobile と mineo の2つです。docomoからの切り替えだともっと選択肢が多くて悩んでしまいますが、2つであればなんとか比べられそうです。
UQ mobile は、KDDI系の会社。mineo は関西電力系の会社。会社的にはどちらも安心な気がします。回線の品質も、結局auの回線なので、どちらでも変わりません(実測値がどれくらいでるかは、会社によって異なります)。あとは必要なサービス・価格を比較して決めることにします。
音声通話が必要か
まずは、090...という番号が振られ、通常のスマホのように音声通話ができるプランとデータ通信のみのプランかを選びます。私は通話用にはガラケーを持っているので、迷わずデータ通信のみのプランです。通話ができるプランのほうが基本料が月額600(mineo)~700(UQmobile)円くらい高いようです。
なお、データ通信のみのプランを選んだ場合でも、IP電話ソフトを使って通話することは可能です。mineoの場合は LaLa Call が標準のようです。注意点として、IP電話なので、緊急通話(110番など)ができません。
また、電話番号ではないのですが、両方の会社ともSMSができる機能は無料のオプションとして選択できます(使用には3円/回かかります)。なので、最近多い「システム利用時にSMSで認証コードを受け取る」的なことには耐えられます。
ここまで、両社の大きな違いはなさそうです。
契約期間に縛りがあるか
mineo は最近、期間の縛りがなくなり、いつ解約しても違約金が発生することはありません。但し、1年以内にMNPする場合の手数料は高額です。UQ mobile は、音声つきプランだと1年以内の解約に、9,500円かかるのですが、データ通信だけなら期間の縛りはありません。
但し、両社とも、初期契約手数料が 3,000円かかりますので、あまり頻繁な乗換はもったいないと思います。
私にとっては両社とも差はありませんが、音声つきでお考えの方は、mineoが便利かもしれません。
データ通信量を決める
mineoは、0.5GB, 1GB, 3GB, 5GBから選択できます。UQmobileは、3GB, 無制限から選択できます。
速度は、制限値内は150Mbps、制限値を超えた場合は200kpbsとなります。UQ mobileの無制限プランはずっと500kbpsです。
mineoは、制限値を超えた後、100M単位で150Mbpsのデータ通信を追加購入できますが(150円/100Mと高額)、UQ mobile はそういった保険はなく、制限値を超えた場合はその月は200kbpsが続きます。
ご自分が使う予定の通信量によりお得な会社が異なってきそうです。数字だとわかりにくいので、1Gごとの料金が、通信量のボリュームでどのように変わるのかグラフにしてみました。
なお、図のオレンジの点線で囲ったUQ mobile の3G超の部分は通信速度が違いますので、ご注意ください。また、auはデータ通信量以外にも通話の料金がかかってきてしまうので、実際にはこの料金で契約はできません。あくまで、通信部分を抜き出したイメージ図です。
私のau時代の契約は、古い契約だったので、7Gプランでした。ここ数か月の実績をみてみると、月によってばらつきがあり、1.0~2.1Gくらい。平均して 1.5G という感じでした。家にはWiFiがあって、インストールや漫画のダウンロードは家でやりますし、外ではあまり動画も見ないので、まぁ、そんな感じだと思います。
となると、私の場合は3Gで契約することになりそうなので、mineoもUQmobileも月額は同じです。後は、3Gを超えてしまった場合の保険を考えてmineoにするか、実測値が速い(らしい。特にお昼間の)UQ mobile にするかは趣味の問題と言えそうです。
格安スマホは、各社、au等のキャリアに対して、特定の条件で有利に勝負できるところに特化した料金プランをつくり、一定層のユーザを獲得しに来てますので、自分が各社が対象としているユーザなのか。の見極めが大事かな。と思います。
まとめ: mineoが特にお奨めな人
・通信料が、1G以下の人(断然お得です)
・通信量が、3Gくらいでたまにちょっと超えちゃうこともある人
・通信量が、5G以下の人
・音声通話をつけたいけれど、今後も通信会社の乗り換えを検討したい人
・通信量をチェックしてこまめにプランの切り替え等検討できるマメな人
通信量を確認したり、節約したりできるアプリ(200kbpsに制限してくれる)も便利です。
まとめ: UQmobileが特にお奨めな人
- 家にWIFIがない。テザリングで仕事するなど通信料が多くなる人(無制限プラン)
- 通信料が、3Gに確実に収まり、速度重視の人(特にお昼)
- キャリアメールのアドレスが欲しい人(UQmobileのアドレスはキャリアメール扱いらしいです)
書いていたら、UQ mobile もよかったな。という気がしてきました。あまりにも通信速度に不満があれば、UQmobileに替えようと思います。縛りもないので気楽です。そのときはまたセルフアフィリエイトを使えば、手数料分にはなりますし。
皆さまにぴったりの格安スマホが見つかりますように。