シングルマザーという選択(仮)

アラフォー、一児の母。夫の浮気と暴言に耐えきれず別居。今年、離婚が成立し、ブログ名の(仮)も不要に。3歳児と日々是戦い。

1歳で離婚してもいいケースだってあると思う。

離婚は2歳になるまでしてはいけないという記事を昨年書きました。実は、このブログで一番多くの人が見てくださっている記事です。

以前の私と同じように、小さい子供を抱えて離婚すべきか悩んでいる方がたくさんいるんだな。と心が痛くなります。

離婚は、自分やパートナー、そして何より子供の人生を大きく左右する大事なことだから、家族が幸せになれる目があるならばできれば回避してほしいし、そのためによく考えて決めてほしい。「よく考える」ということには、子供がまだ1歳という時期はあまり向いていない。ということで、上記の記事を書きました。

ただ、私は、1歳児をつれて別居しています。そして別居から1か月くらいは悩んで話し合いを続けていましたが、その後は離婚を決め、離婚に向けた調整をしていました。弁護士を入れた任意交渉、調停がありましたので、離婚成立時、子供は2歳になっていましたが、事実上は1歳で離婚が確定していました。

そして元夫との離婚を後悔したことがあるか、といえば、全くありません。むしろ、同居して浮気と暴言に耐えていた約1年の期間が本当に無駄だったな、早く離婚して心の平和を取り戻せばよかった。と思います。まぁ、このつらかった時期の記憶があってこそ、全く後悔せず前向きに進める原動力になっているのかもしれませんが。

そんな経験から、子供が1歳の段階で離婚しても後悔しないと思うケースをまとめました。

ケース1:暴力をふるう

もはや説明も同情の余地もありません。今すぐ家を出るべきです。金銭的な問題等も、もちろんあると思いますが、行政の支援もあります。何かあってからでは遅いです。お金で買えないものを失う可能性もあります。

もうしない。と泣いて謝るケースも多いと思います。でも、一度だけなら何かの間違いということもあるかもしれませんが、繰り返されているようなら絶対に治りません。何度でも繰り返します。もう一度だけ信じてみよう!そう思っても必ず裏切られます(本人が反省し、病院にかかるなど治療をしている場合は除く)。

それでも夫を愛している。そんな思いもあるのかもしれません。でも、そんなのは幻想です。思い切って解放されれば、洗脳されていたと気づく日がくると思います。

ちなみに「この人を失ったら私の人生はない」というのも勘違いです。相手によってそう思わされているだけ。彼に会う前も、あなたの人生はちゃんとありましたよね?

とはいえ、暴力を振るわれていると自分から積極的に家を出る等の決断ができないもの。友人等が早めに気づいてあげられたらいいな。と思います。

元夫の場合、私自身や子供への暴力はなかったのですが、同居していた彼の親族への暴力や、モノを壁に投げつけたりすることがあり、その矛先が自分に向く日はそう遠くないと実感していました。

ケース2:度を超えた浪費や借金等の金銭問題が最低限の生活を阻害している場合

多少、お金にだらしない程度の場合は、その他全般的な人となりを考え合わせ、これからやっていけるかを考えればいいと思いますが、生活費を入れてくれない、使い込む(しかも自分のことに)といった場合には、離れたほうがいいと思います。

一度、夫婦になったのだから、自分が支えねば。という考え方もあるかと思いますが、それが単なる悪癖によるものならば、そんな責任はないと私は思います。

ケース3:複数回の浮気に加えて、その他の点でも、よい夫&父でもない。

浮気ですが、これも複数回続いているようなら必ず繰り返します。

浮気はするけど、妻と子供には優しいし、他に問題はない。という人もいるようです。その場合は、自分が割り切れるならば離婚を選択しない。というのもありだと思います。

悪質なのは、女性との交友にお金をつかってしまって自宅にお金をいれないケース(元夫の場合)です。そんな人と一緒にいる価値はないと思います。

ケース4:モラハラ

これについては意見が別れるところでしょうか。ハラスメントは、受けた側がどう受け取るか。ということなので、離婚にいたるかどうかは程度問題な気もします。例えば、「料理が下手だなー」という発言も人によってはモラハラなのかもしれません。これくらいだと、それで離婚するのはどうなの?と確かに思います。

ただ先日、栗田貫一さんが「お願いだから死んで」と発言したなど、話題になっていましたが、驚くほどのことでもないですよね。お願いされているだけましかもしれません(笑)。私は、「ブス、バカ、死ね、キチガイ」といったことを毎日のように言われていました。最初のうちは、「自分が悪いからそういわれるのかな?」と反省したこともありましたが、今考えれば、おそらく違います。家族の人としての価値を認めないなんて、相手が人としておかしいのです。単に自分より弱いものを周りにおいておかないと、自分の価値を認識できないだけの哀しい人です。

自分の人格、存在を否定してくるような人と夫婦でいる必要はない。と思います。時間の無駄です。

それ以外のケース

他の事由、例えば「育児や家事をしない」「性格があわない」「生理的に許せない」といったものは、もう少し時間をかけて考えていいと思います。話し合うことも大事かも。

育児や家事は、やりたいけど、やり方がわからなかったり、口をはさめない状況にあるのかもしれません。

なんだか許せない!的なことは、それこそ子供が2歳になりホルモンバランスが落ち着いたら、どうでもよくなるかもしれません。

自分なりの意見を書いてみましたが、少しでも「こんな記事を見てくださった悩める方々」の参考になれば幸いです。離婚するにしろ、しないにしろ、世のお母さん方が穏やかな気持ちで過ごせる日が来ることを心から祈っています。

私がここまで割り切ったのは、やはり時間による解決が大きいかもしれません。そして、元夫だって人間なのだから、少なからず良心はあるはず。今は心の迷いがひどい行動をとっているだけで、同じ日本に生まれ教育を受けてきたのだから...。という幻想を打ち砕かれた下記の本の存在もあります。

良心をもたない人たち (草思社文庫)

良心をもたない人たち (草思社文庫)

にわかには信じられないことですが、良心がない。という病気(?)が本当にあるようです。この本に出てくる事例があまりにも元夫と酷似しすぎていて怖くなりましたが、その一方で納得することができました。

この本にも、残念ながら良心を持たない人と出会ってしまったら、「逃げろ!」と書いてあります。悲しいですが、唯一の正解な気がします。